米づくり体験
琴崎保育園では、子どもたちに食と命について考えてもらう体験をつくっています。
なぜなら、命あるものをいただくこと、また命あるものがどのような過程で自分たちの手に届いていたのか(たくさんの人の手が自分たちの食につながっていること)を知ってほしいと考えているからです。
今回はその一例として、年長クラスのお米づくり活動をご紹介します。
当園は、古くからある住宅街に隣接しており、この地域の方が子どもたちのために田んぼを貸してくださっています。保育園からも近く、とても良い散歩コースです。
年長さんは進級後、新しいクラスの先生や友達に慣れてきたころ田んぼとの関わりがスタートします。
はじめは、水が入っていない田んぼを見に行き、田んぼがどんなものなのか想像してみますがイメージできない子どもがほとんどです。

5月の終わりには代掻きという作業を見学し、田んぼに水が入って田植えの準備が進んでいることを知り心躍らせていました。田んぼの隅を泳ぐアメンボやカエルに夢中になっている姿もみられました。
6月初旬、ついに田植えの日です。苗の持ち方、植え方を教わり、田んぼの中へ入って行きます。足を入れる瞬間、子どもたちは笑顔とともに、感触を声で表現します。「キャー」
「わー!つめたい」
友達の植える姿を見ながら、慎重に手を田んぼの中に入れていきます。
この時は、職員だけでなくたくさんの方が子ども一人ひとりとしっかりかかわって下さいます。


その後散歩をしながら成長を見守り、先日稲穂の膨らみに子どもたちからは「おおきくなちょるー!!」と歓声があがりました。

収穫の様子はまた改めてご紹介します。
まとめ
このように、お米づくりを通して、子どもたちが食と命の繋がりを知るきっかけになればと考えています。
毎日食卓にあがる食材が年月をかけて成長したくさんの人の手によって出来ていることを知り、感謝するということにつなげてくれたら嬉しいです。
ご家庭でも、普段食べているものについて、ぜひお子さんと話してみてくださいね。

