素材あそびを楽しむ

「琴崎保育園では、子どもたちが今興味を持っていることを保育の中に取り入れようと考えています。」

子どもたちの五感や、「やってみたい」という気持ちなどを意識した、子どもたち主体の保育を大切にしているからです。

子どもたちの興味、関心を広げるため、身近なものでいろいろな「素材」を用意しています。今回は、その素材を利用した1・2歳児クラスの活動についてご紹介します。

1・2歳児クラスではトイレに興味を持ちトレーニングが進みつつあります。トレーニングが進む中で興味を持ったのが、トイレットペ-パーでした。カラカラカラっとペーパーを引き出すのが楽しくて、たくさん出しすぎてしまうことも。

子どもたちが興味をもっていることを職員が見て、、保育室の中にトイレットペーパーを吊るしてみることにしました。

活動を進めるうえで素材選びに悩みました。(トイレットペーパーをもったいないと思われるかな?環境にも配慮が必要だな、など)その中で、今回は子どもたちの感性を大切にするため、実際の紙の感触を楽しんでもらうことを優先しました。普段の保育の中では、子どもたちに物を大切にすることも伝えています。

最初は、近くには行くものの引っ張り出すことはありませんでした。そこで、保育士が少し引っ張ってみると「いいの?」と恐る恐る引っ張り始めました。それを見ていたまわりの子ども達も普段出来ない遊びに目を輝かせ夢中になって引っ張りました。

引っ張り終えた子どもたちを見ると、素材を使って見立て(ごっこ)あそびが始まりました。

綱引き・服・布団・・・のように白いペーパーは色がついているかのように次々と姿を変えていきました。

見立てあそびを終えた素材をこのままにしてはもったいないとペーパーに糊と水を混ぜ粘土のようにして遊んでみることにしました。

水に溶けたペーパーを触ると反応はさまざまで、粘土のように型はめを何度もする子がいたり、ひんやりする感触があまり好きではない子は違う遊びに移ったりと私たちが思っている反応とは違う姿を随所で見ることができました。

琴崎保育園では、子どもたちの”今”の興味を逃さずキャッチし環境づくりを行い遊びにつなげることを大切にしています。