卒園までのさいごの1ヶ月

琴崎保育園では、同年齢だけでなく普段から異年齢で関わることを大切にしています。

なぜなら、異年齢との関わりは子どもたちの心が動くきっかけになりやすいから。

例えば、

上の子たちは下の子どもと接する中で、責任感や譲る気持ち、見守る気持ちが現れてきたり、
下の子どもたちはお兄さんお姉さんをみて真似してみたり、
もっと一緒に遊びたいと憧れを抱いたり、

気づかぬうちにお互いを思いやることができるようになっています。

卒園式に向けた子どもたちの準備

今回は、異年齢の子どもたちの関わりの一つとして、卒園式に向けた準備についてご紹介します。

3月に入ると年長ぐみの部屋から

”さよならぼくたちのほいくえん~”や”そつえんのことば”を練習する声が園内に響き渡るようになります。

同じように小さい年齢のクラスの前を通ると♪さよならぼくたちのほいくえん~と口づさみながら遊ぶ子どもがいるのも微笑ましい光景の一つです。

年長さんが卒園する1ヶ月ほど前から、年中・年少のクラスでは「もうすぐ年長さん卒園だね」という保育士の言葉に「おくりものをつくろう!」とサプライズのプレゼント作りが始まりました。

子どもたちが決めた贈り物

何を贈るかも子どもたちが話し合って考えます。

年中さんは字を読めるようになり、文字に興味を持った子どもの発案で手紙を書くことになりました。
年少さんでは「折り紙を折ってプレゼントしたい」という声から、先生と力を合わせひこうき等を作り送ることにしました。

贈り物をわたす

出来上がった贈り物は直前まで身体の後ろに隠していましたが、大好きなお兄さんお姉さんたちに ”喜んでもらいたい”気持ちが隠しきれないほど、にこにこした表情をしていました。

年長さんもプレゼントを渡されると「あっ、このキャラクターぼくもすき、ありがとう!」と会話を弾ませて、ありがとうの気持ちを伝えていました。

一方、年長さんからは、卒園式で保護者に披露する言葉を年中・年少さんに聞いてもらうことに。

一緒に遊び、時にはやさしい気持ちで見守っていた下の年齢の子どもたちに練習の成果をみてもらい、誇らしい気持ちになったのかもしれません。どこか自信に満ち溢れた顔で、今までにないくらい背筋がピンと伸びていました。

卒園式当日

当日は、練習の時にはない緊張感がありましたが、一人ひとりが園長先生から証書を受け取り、胸を張って卒園していきました。

改めて子どもたちの成長を嬉しく思います。本当に卒園おめでとうございます。

当園では、普段から同年齢だけではなく異年齢の関わりを大切にしています。
その中で生まれた会話や、一緒に行なったことで感じた心の動きを見守り、保護者のみなさんや子どもたちと共感できたらと考えています。